花組公演『巡礼の年』、千秋楽の幕が上がり本当に良かったです。千秋楽は、お家でライブ配信を視聴しました。
東京宝塚劇場の『巡礼の年』は、初日公演を宝塚友の会の先着販売で購入することができ、楽しみにしていましたが休演! 他に購入していた公演も休演! このライブ視聴だけが最後の綱でした。
ですから、テレビ越しとはいえ幕が上がる瞬間は緊張しました。
パレードのエトワール、若草萌香さん良かったです。可愛らしく、歌もお上手ですけど、印象に残ったのはスポットがあたった後、歌い始めるまでの間合い、表情や目線、とても感情のこもった瞬間で・・・この『巡礼の年』という演目への想い、大階段にともに立つ下級生への想い、宝塚への想い、そのような想いと記憶が彼女の中に今巡っているのだなと感じました。
千秋楽の公演は幕後、退団する生徒が書いた手紙を組長が代読します。
花組の組長の美風舞良さんの手紙の朗読、卒業する当人たちとすっかり同じ気持ちになって朗読しているのでしょう、とても気持ちの伝わる朗読でした。
卒業する生徒さんたちが、これから大階段を降りてくる、最後の大階段を降りてくる、そのための劇場の空気を、組長が準備なさいました。
大階段を降りてくる卒業の生徒さんたち、とても感動的なシーンとなりました。