宝塚歌劇団・月組公演『フリューゲル -君がくれた翼-』初日公演の宝塚歌劇チケット。宝塚友の会の会員専用の先着販売で購入しました。初日公演が土曜日から平日に変更となり、取りやすくなったと思います(一方で日曜日となった千秋楽のチケットを取るのがますます難しくなりました)。
宝塚ホテルと立秋の青空です、交通機関の乱れもだいぶと解消したようでよかったです。空は夏空から秋の空に変わっていました。
宝塚ホテルと宝塚大劇場の間にある駐車場には遠征組の大型バスが3台停まっていました。
バスは倉敷、尾張小牧、名古屋からの遠征観劇の方々を運んで来ました。
harugotatsuのブログでは、旅行代理店などのパッケージ商品は阪急グループのものしか紹介しませんが、阪急以外でもあちらこちらで企画ツアーがあるでしょうから、そういうのを見つけて宝塚観劇を楽しむ人々は本当に準備がいいなぁと思います。
初日公演は1日1回だけの公演です。今回の公演の幕間の休憩は14:35~15:05の30分、5分短くなりました。
『フリューゲル』はコメディでした、正確には泣かせる所も随所にあるので悲喜劇。
演技上手の役者さんがそろっている月組、どんどん物語に引き込まれてたくさん笑い、ちょっと涙ぐみ本当に楽しいお芝居でした。
特に歌姫ナディア・シュナイダー(海乃美月)のコンサートシーンは突き抜けた感じが面白かった。それゆえ真面目な東ドイツの人々はヨナス・ハインリッヒ(月城かなと)をはじめ振り回されっぱなしになります。
ハンサムで頭も良いのに気の強い女性にしてやられる役って月城かなとさんの十八番!?っていつも思うのです。
プロローグはエミリア・ハインリッヒ(白雪さち花)と少年ヨナス(朝香ゆらら)に始まり、ラストはエミリア・ハインリッヒと大人になったヨナスで終わります。
この母と息子の物語は『フリューゲル』の柱の一つ、文芸的で優れた見どころの一つです。
エミリア・ハインリッヒがとても魅力的な人物です、彼女の長く平坦では無かった一生にとても感傷的になります。
幕間休憩の舞台は緞帳が上がったままに万華鏡の映像が映し出されていました。
まんげきょうではなく、ばんかきょう。何度かセリフの中に読みの注意が入っていました。
「いつでも見ることができる花火」というたとえが素敵です。
梨花ますみさんと白雪さち花さんと歌が上手でした、何度でも聞きたい。声量や音階だけでなく情感を詩に乗せるのがうまいのでしょうね、心のひだが伝わってきます。
客席降りがあり、びっくり!
文字通り銀橋の階段から降りて来て、サブセンとサイドの間の通路も降りて来てくれました。
harugotatsuは2階席から見ていたので1階の後ろ半分がどうだった分かりません。
うれしかったのは2階席にもジェンヌさんがたくさん来て、歌って踊ってくれたこと。
通り過ぎて行くルートではなく、みな来たところに戻って行くルート、銀橋から来た人は銀橋に上がり、2階の2-1扉、2-8扉から入って来た人は其々の扉へ撤収して行きました。
有難うございますと心の中で何度も拝みました。
2階の8列席は当りの席ですね。
そして、もう一つのサプライズは、銀橋でするロケット(ラインダンス)、初めて観ました。
銀橋近くのお席で観劇していた方はひっくり返ったでしょうね、靴が飛んできそうな席です。
大劇場ロビーに掲示している肖像写真、トップスターの月城かなとさんと鳳月杏さんが並んでいます。
万華鏡の付喪神の衣装らしいのですが、戦闘時の猿飛先生(火影)にしか見えず、ショーの間ずっと印象が消えず諦めました。
幕後の組長(梨花ますみ)の挨拶をとても楽しみにしていたので、初日公演のチケットが手に入り本当に良かった。トップスターの月城かなとさんに触れるくだりではお母さん目線になっているなぁ、と思いました。
月城かなとさんの口から、「芝居の月組」という言葉で出ました。やっぱり月組のお芝居の質の高さは凄いです。繰り返し何度でも観たい作品ですし、何度でも楽しめそうです。
終演後の喫茶「ラウンジ」のテーブルでは多くのファンの方々がさっそくファンレターだと思うのですが葉書を書いていました。きっと冷めやらぬ熱い気持ちを綴っているのでしょう。
harugotatsuはファンレターを書いたことがありません。今度、柊木絢斗さん書いてみようかな、でもどうやったら届くのか、どこに送るのか見当がつきません。
会(生徒さんごとの私設ファンクラブ)に入っているファンは会を経由してきちんと届くのでしょうね、まさか直接手渡しとか!?、いずれにしても、うらやましい。
レビューショップⅠのディスプレイの写真です。
いつも限定菓子が売り切れで買いそびれるので、今回は初日のうちに2つまとめて購入しました。
初日公演の幕は上がりました、どうぞこれからも無事に千秋楽まで開演されることを祈っております。