宝塚音楽学校の第110期生文化祭のチケット、宝塚友の会の抽選で購入した8列目のお席です。
しっかり110thの記念ロゴも入っています。
くすのき広場から見た、宝塚大劇場の入口と文化祭の立て看板です。
屋外階段の上り口は、宝塚バウホールのエレベータの左にある階段です。
掲示の案内が「阪急電鉄株式会社・創遊統括部・歌劇事業部」となっているので一瞬ひるみますが、大丈夫ちゃんと宝塚バウホールの改札のつながっています。
階段の突き当りは阪急電鉄株式会社のオフィス正面玄関です。
階段を上り切って回れ右をすると宝塚バウホールの入口が見えます。
左側ある「宝塚バウホール楽屋口」の扉を素通りして、宝塚バウホールの入口扉にたどり着きます。
位置関係をくすのき広場から確認するとこんな感じです。
入るとすぐに、のっぽの予科生と小さな予科生が挨拶してくださいました。
きっとそれぞれ男役志望と娘役志望になるのかなぁ。
自分達の出番もコーラスであるだろうに、きっと衣装はなくて音楽学校の制服のまま歌うのでしょう。
来賓や、講師、関係者の受付のための長机があり、そこの受付作業も予科生の方々が担っていました。
「本日の催物」の掲示、卒業記念公演とあります。
宝塚バウホール公演時間表、20分、15分と2回休憩があり開演5分前にはブザーがなります。
改札内の通路では、文化祭のブログラム販売のブースがあって予科生の方々が物販の仕事をしていました。プログラムを渡してくれた予科生、お釣りをくれた予科生、何年後かトップスターやヒロインになっているかも知れませんね。
開演前に注意事項が書かれたプラカートを持つ仕事も予科生が3人、舞台と客席1列目の間に立って担っていました。
第1部の1.日本舞踊「清く正しく美しく」の歌手ソロのお二人、舞台の上手と下手で交互に歌います。
どちらも上手(じょうず)、きっと宝塚歌劇団に配属されても歌の役割がすぐにまわってくるのでしょうね。
12.白い花がほほえむ「ラムール・ア・パリ」より、これをソロで唄った生徒さん、もうすっかり熟練の舞台歌手のよう、プロ歌手として出来上がっているように思いました。
第2部演劇、今回の演目選びは観客には良かったです!
卒業する本科生の祖父母、大伯父や大伯母からすればご存じ「吉野山・雪の別れ」、お話についてゆけないということにはなりません。
演じる側は、時代もので台詞まわしも、衣装も、立ち振る舞いも本当に大変だったことでしょう。
ちょっと立ち振る舞いは現代っ子っぽいところが残っていたように思います。
そんな中、義経役と弁慶役、佐藤忠信(真羽利綺)の生徒さんは良かったです。
特に弁慶の長ぜりふには感心しました。弁慶は口達者でないとね。
阿沙黄(あさぎ)役とくぬぎ役の生徒さんは演技上手、声もよく通るし、”演じてます”感がなく、観客が物語に入っていきやすい演技です。
最後の出立、義経はじめ弁慶など一行が舞台から階段をおり客席通路をゆうゆうと去っていく演出は文化祭では珍しいのでは!?
バレエは少し物語仕立てになっていて、クラウンのようにおどけた役割の子が上手でした。表現力の豊かさで選ばれたのでしょうね。
最後は代表となる生徒さんのご挨拶でしめくくりました、きっと成績上位者の一人なのでしょう。
文化祭を見ると宝塚音楽学校で生徒さんがしっかり修練なさってきたことが分かります。
春の月組『Eternal Voice』公演で口上やロケットを観るのがとても楽しみになりました。
第108期の先輩方の層が特別に分厚いように感じますが、どうぞ負けじと頑張ってほしいなと思いました。