宝塚歌劇団・月組全国ツアー『琥珀色の雨にぬれて』の梅田劇術劇場メインホール公演、2階A席5列の宝塚歌劇チケット。梅芸会員の抽選販売で購入しました。
チケットは梅芸窓口で発券してもらわなければいけないので早めに到着したつもりが、劇場前はすでに大変な人数が集まっていました。
写真の梅田芸術劇場と掲示がある真下がメインホールの入口、その左奥が梅芸のチケットカウンターです。
予約番号を告げて発券してもらいました、やっぱり実券を手に持つまでは何かと不安。
無事にチケットを入手できたので劇場の街頭看板を記念に撮影、マジョレ湖を背景にクロード(鳳月杏)がきまってる!!
宝塚ファンでなくても、このポスターを街で見かけたら観たくなる!という域の仕上がりです。
お席は2階の5列目、梅芸メインホールの2階は1列~4列がS席(8,300円)、通路を挟んで5列~7列がA席(5,500円)、3階は全てB席(3,000円)です。
前が通路なので視界は開け、舞台がそのまま視覚に入って来ます。
緞帳は下りたまま、開くときには5分前に緞帳が上がり舞台美術を撮影できるのですが今回は無し、諦めてスマホの電源を切ります。
クロード・ドゥ・ベルナール公爵はダンディで上品で鳳月杏さんにぴったりのお役、それにしてもクロードという人は公爵の爵位を持ち、退役軍人で少佐、友達と立ち上げた航空会社のパイロット・・・それにゴロツキを一蹴するケンカの強さ、ハンサムで長身って完璧過ぎません!?
そして役に負けてない鳳月杏って、やっぱりすごい!
ヒロインのシャロン・カザティ(天紫珠李)はモデルで取巻きの多い魅力的な女性、ジョルジュ・ドゥ・ボーモン伯爵(凛城きら)という銀行家のパトロンがいる大人な女性。
主人公のフィアンセ、フランソワーズ・ドゥ・プレール(白河りり)が清楚キャラなので二人の女性の対比が面白い作品でした。
観客はシャロンとフランソワーズのどちらに自己投影してクロードに恋するのか? 分かれるところです。
第15場「別れ」マジョレ湖のシーン、舞台美術さんはたいしたものです。
琥珀色の雨が似合う風景をつくりあげていました。美しかった!
レビュー『Grande TAKARAZUKA 110!』、本公演の時とずいぶんと変わっていましたが、第4場「プロローグB」が残っていてうれしかった!
梨花ますみさんのソロ歌唱を楽しみにしていたので本当にうれしい!
宝塚歌劇らしい歌い方で聴いていて幸せな気持ちになっていく。
コーラスは2人(咲彩いちご、一乃凜)に減ってしまいましたが、歌ウマなお二人なので聴きごたえあります。
”芝居の月組” と言われますが、歌についても白雪さち花さん、白河りりさん、エトワールの一乃凜さんはじめ特別な歌姫、歌だけで観客を酔わせる娘役がたくさんいるように思います。
そして、そして専科からの合流の水美舞斗さん、ジゴロのルイ・バランタン役は天職?
背徳な世界感も悪くないと思わせます。
ただ、レビューに関してはもっともっと水美舞斗さんのリミッターが外れるくらいのダンスの仕様にしてもよかったのかな? と思いました。
最後にharugotatsuがいたく感動したのは、鳳月杏さんのリフトです。
天紫珠李さんが普通のリフトよりずっと高々と上がっているように見えました。
トップコンビの相性が良い、と感覚的に思った瞬間でした。
札幌の千秋楽までどうか、どうか無事に完走されることをお祈りいたます。