幕が上がると初日公演とは思えないほど完成したタップダンスの群舞、さすが宝塚歌劇団です。
そして、花組は華やかで男役がみな凛々しくて恰好良い。
お芝居の初めはニューヨークのブロードウェイ、そしてロンドン、ヴェニスへと移り、一部の人を除いてハッピーエンド!
マスクの下で笑顔になることができました。
今回の初日公演観劇の目的の一つ、新副組長の航琉ひびきさんの初日舞台挨拶を聞くことができ、それだけでも満足です。
秀逸なのは、ジェリー・トラバース(柚香光)がホテルの自室でポールハンガーを相手にダンスするシーン、ポールハンガーがパートナーの娘に見えてくる。
ファッションモデルのデイル・トレモントは美人で、スタイルがよく、それでいて擦れていない役どころ、ジェリー・トラバースが一目惚れするほどの女性でなければなりません、星風まどかさんが本当に良く演じていました。
私が気にいったのは、マッジ・ハードウィック(音くり寿)です、お喋りの役はセリフが多いので大変ですが、音くり寿さんが通る声で滑舌よく、間の良い演技をなさっていました。
ベイツ(輝月ゆうま)は、この演目一番のわき役?ではと思いました。
客席からは節目ごとにたくさんの賛辞の拍手がありました。
コントあり、早変わりありと忙しい役どころ、輝月ゆうまさんが舞台に立つとお芝居全体の質が上がります。
専科の人はすごいなぁ、さすがだなぁと思いました。