どうちゅうし
ヒロイン役のお銀(朝月希和)の生業、旅の人の財物や持物を盗む者。
てづまし
春駒太夫(愛すみれ)の生業、手妻(てづま)とは、手先の仕事やわざ。手妻師(てづまし)は手品、奇術だけでなく手先の器用さを用いた幅広い芸を客に披露する。
つつもたせ
美人局(つつもたせ)とは、男性(悪七:綾凰華)が妻(お滝:希良々うみ)または情婦に他の男性(夢介:彩風咲奈、総太郎:朝美絢)を誘惑させ、その情事を種に相手の男性から金品をゆすりとること。
おすくいごや
お銀(朝月希和)、三太(和希そら)の居た所。火災・洪水・飢饉などの際、罹災民救助のために建てた小屋。
うすなさけ
かりそめのはかない情愛。
みもちになる
妊娠すること。劇中では伊勢屋の女中お松(野々花ひまり)が、「身持ちになるのは嫌だって言ったのに若旦那が・・・」。
おかぼれ
他人の恋人や付き合いも無い者にわきからひそかに恋い慕うこと。
こやがけ
仮小屋をつくること。または、その小屋自体のこと。
やかんをなめる
落語のお話で、持病の癪(しゃく)がおきた時にやかんをなめると痛みが治まるという女の話があります。夢介が「やかんをなめるとか・・・」というくだりは、やかんをなめれば治るのではと考えてのこと。
まくらをうる
深川の茶屋・五明楼で夢介(彩風咲奈)に、「芸も売るけど、枕も(売るよ)」というくだり、もちろん枕の物販のことではなく、「情を売る」の意。