宝塚歌劇団・月組『Rain on Neptune』、舞浜アンフィイシアターで開催された公演です。
舞浜アンフィシアターについて、
「半円形のステージだから、皆がセンターになれるというか、一番後ろの端っこにいてもその目の前にもお客様が座っていらっしゃるから、下級生の皆、そういうのも嬉しいんじゃないかな」
と鳳月杏さんがおっしゃっていたとおり。(歌劇のインタビュー記事より)
18列目席は、前方が通路なので視界を遮るものがなく観劇しやすい席です。
どんな公演になるか少し不安でしたが、ストーリーがあって主人公はトレジャーハンターのシャトー・ド・カロー(月城かなと)、宇宙船で海王星に行き宝石を採るという分かりやすい設定のためすっと入って行けました。宇宙船のクルーは、警官くずれのピック(夢奈瑠音)、ハッカーのトレフル(英かおと)、人造人間のクール(彩みちる)の4人パーティー。
海王星では、「ダイヤモンドの雨が降る」という伝説がファンタジーです。
置いていかれそうになったところも、海乃美月さんが海王星に住む氷の女王ネプチューンとシャトーが姉のように慕っていたベルメールの二役をこなすので、そこの辺りの物語が私にとっては少し難しかった。
面白かったのは、海王星の住民は宝石の人造人間ばかりという設定、ガーネット(春海ゆう、妃純凜)、エメラルド(朝陽つばさ、咲彩いちご)、トパーズ(柊木絢斗、美海そら)、サファイア(一星慧、白河りり)と其々の宝石たちがいつもパートナーと一緒にいて、ペアになって踊るところは好きなシーンです。
ディズニー映画の主題歌メドレー、銀河をテーマにしたメドレーも楽しかった中、盛り上がっていたのは「ムーンライト伝説」、来場した観客の世代がちょうどマッチしていたのでしょう。
そして、やっぱりしっくりするのは、宝塚歌劇の過去の舞台の名曲メドレー、歌う側の思い入れが伝わってきました。もっといっぱい歌って欲しかった。