宝塚歌劇団・星組全国ツアー『モンテ・クリスト伯』の初日公演を観劇してまいりました。このあと、大阪府→北海道→千葉県→埼玉県→石川県→富山県→神奈川県と全国を巡業します。
宝塚友の会の抽選には外れましたので、チケットJCBでなんとか購入したチケットです。
開場前の梅田芸術劇場メインホール前です。
初日公演が中止になることは珍しくないので、広場で待っている間もドキドキです。
正面入り口の左側がチケット・カウンター窓口で劇場発券のファンが並んでいます、右側の行き止まりの道路の辺りが各生徒さんのファンクラブの会チケのチケ出しエリアです。
「本日の公演時間」の看板、ファンが1列に並んで順番に記念の写真を撮ります。
画面左側が入場口、チケットは仕舞ったまま前進し、消毒と検温を受けて、エスカレータで2階に上がります。2階に上がると左手奥が、プログラムやグッズを販売しているコーナーです。
入場チケットが無くてもここまではこ来れますので、グッズ購入できます。
右手奥がもぎり場、ここでチケットを出します。
エスカレータを昇っていると隣の池田泉州銀行の看板が見えました、有沙瞳さんの歌を聞けないのが残念で仕方ありません。
開演前の舞台、高砂熱学の緞帳はおりたままです、他の舞台の話ですが、客席に座った後に中止になった興行もあったそうなので、まだ安心できません。
定刻に開演し、ようやく安心しました、もう大丈夫!
遠いむかし読んだ少年少女文学全集の「岩窟王」を思い出しながら、こんな話だったっけ!?と観劇しました。
刑務所でダンテス(礼真琴)が烙印を押されるシーンは怖い、日本は罪人=入れ墨、の文化だから、初めて見た。
3悪人の筆頭、フェルナン(瀬央ゆりあ)、観客の憎悪を一身に集めますが、実は可哀そうな人。
舞台わきで薄暗い顔をしてるときはぞっとします。横恋慕していた美人(メルセデス:舞空瞳)をダンテスから奪って妻にし、出世もして将軍になり、幸せな日々かというと、フェルナンは幸せそうではない。誰かから奪った地位、誰かを蹴落として得た地位は人を幸せにはしないのだな・・・と。
『モンテ・クリスト伯』は、色々な登場人物がいます、しっかり役作りなさっているのでしょう、どの登場人物も心に思うことを残します。
レビュー・エスパーニャ『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』、『めぐり会いは再び』の観劇以来です。
3人の道化ベレザ(美稀千種)、ブリヤー(大輝真琴)、フロレ(二條華)が幕開けを盛り上げる中、やっぱり寂しいのは華雪りらさんがいないこと。
レビューの演目は同じでも、前と同じではないのだなぁと、思ってしまう。
(雪組トップスターの彩風咲奈さんの言葉を思い出す・・・)
フィナーレでは、真ん中にトップスター(礼真琴)、娘役トップ(舞空瞳)そして左右に片羽根を背負った瀬央ゆりあさん、暁千星さん、星組が磐石であることを視覚で納得させられます、どんな演目でも必ず成し遂げる。
幕後、組長(美稀千種)の挨拶、トップスターの挨拶、星組に加わった暁千星さんの紹介がありました。
全国ツアーは3年ぶりなのですね。
前回の『モンテ・クリスト伯』では、礼真琴さんは観客として客席にいて、号泣していたそうです。
オールドファンの方は、そんな面倒くさそうな女子が近くにいなかったか、回想してみてください。
そう、その女子が今の礼真琴さんです!