宝塚歌劇団・月組全国ツアー『ブラック・ジャック 危険な賭け』、梅田芸術劇場メインホールで観劇です。初めてのマチネ・ソワレ同日観劇です。どちらも梅芸ネット会員で用意してもらいました。午前のS席チケットは配送チケットで、なぜかぴあのマークが入っています。
一方、夕刻のB席チケットは窓口チケットでこんなデザインです、同じ梅芸ネット会員のチケットなのにデザインが違うのが不思議です。
梅田芸術劇場メインホールの入り口にある公演時間の看板です。
2階席から見た舞台は、こんな感じ、思ったより近い!
harugotatsuは、手塚治虫作品が大好きなので期待しすぎて夢が壊れたらどうしようと心配していましたが、手塚漫画へのリスペクトが感じられる仕上がりでした。
ダンスやポーズ、構成が手塚治虫の漫画の世界をよく再現しています。よく研究してくれていて本当にうれしい! あ~これこれと手塚治虫の漫画のカットをフラッシュバックしながら観ていました。
原作ファンが観に来ても失望することが無いように、そしてタカラヅカらしく、上手に折り合いをつけて作品を仕上げるので宝塚歌劇団は本当にすごいなぁと感心します。ベルばらから続く伝統芸、お家芸です。
ブラック・ジャックの影(一輝翔琉)が手塚作品らしくて良かった、ブラック・ジャック(月城かなと)がクールな分、この影がより心象を観客に伝えています。
ペアとしてはケイン(風間柚乃)とアイリス(海乃美月)が主軸なのだけど、大人の感じなのか難しい距離感。演じる二人は本当にお芝居が上手!
ピノコ(美海そら)が何度も出て来てうれしい、物語とは関係ないかも知れませんが、ブラック・ジャックはピノコも見せ場です、ツンデレのツンが少なかったのは長く離ればなれで寂しくなっているからでしょうか?
最初の記者たちのダンス、いきなり始まってしかも完璧なダンス、フラッシュモブぽくって面白かった。
全体に間(ま)や仕草でクスッと笑わせるところが多く、喜劇ではないけれど楽しく明るい気持ちになる作品です。
終演後の大阪府出身のジェンヌさんの挨拶、みなさん工夫していて笑いましたけれど、最後は月城かなとさんが全部持って行くというパターン、さすがアドリブもトップスターです!