宝塚歌劇団・月組全国ツアー『ブラック・ジャック 危険な賭け』、市川市文化会館のS席1階16列、上演会場である市川市文化会館を運営する市川市文化振興財団から直接購入しました。
副題にある”危険な賭け”ってオペのことだったのですね、今回やっと気が付きました。原作では生々しくオペシーンが多くありますが、さすがに宝塚歌劇でそれはありません、セリフをよく聞いていないとおいていかれます。振り返ってみると、劇中に何度もブラック・ジャック(月城かなと)はオペをしていることになっています。
そして、もうひとつの”危険なかけ”は、クーデターの成否、エンリケ将軍(春海ゆう)があっけなさすぎ。
ブックメーカー(賭け屋)ケイン(風間柚乃)の相棒のジョイ(礼華はる)、人質になって情けないジョイですが、ショーになると一転、カッコ良くて歌がうまくてダンスも上手!
harugotatsuは、結構ミュージカルと幕間を挟んで後のレビューとでギャップがある演出が好きです。
武器ブローカーのサザランド(光月るう)に大物感がない。
アジト(倉庫)から英国情報部のコンピュータにアクセスしようと画策する際、IT系は苦手なのか全然役に立っていない! 組織では偉いのかも知れないけど・・・日常の職場でよくある風景、働かないおじさんを思い出し、緊迫のシーンながら笑ってしまいました。
風間柚乃さんにしても、礼華はるさんにしても、光月るうさんにしても、『グレート・ギャッツビー』とは全然ちがうキャラクター、俳優さんって凄いなとあらためて思います。