宝塚歌劇団・月組公演『ELPIDIO(エルピディイオ)』~希望という名の男~の5列目のお席のチケット、梅芸会員(梅田芸術劇場ネット会員)向けの抽選で購入しました。
阪急百貨店から阪急梅田駅へと進む ”動く歩道” の横の柱には延々と星組公演『ディミトリ』の構内ポスターが掲示されていて、礼真琴 → 礼真琴 → 礼真琴・・・と無限に迫って来るのでインパクトあります!
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティの入場口にある看板、写真を撮るのに列になっているので並んで順番に撮りました。
5列目の席から見た舞台と緞帳、やっぱり近い!
ロメーロ大佐(柊木絢斗)が謎の人物で大物感があるので、てっきり企ての黒幕かと最初は思っていました。それくらい柊木絢斗さんの軍幹部役がはまっていたということでしょう。
harugotatsuにとってのお宝シーンは、ロレンシオ(鳳月杏)、秘書官ゴメス(輝月ゆうま)、執事アロンソ(蓮つかさ)の3人による歌唱、とても贅沢な感じがします。
男役と娘役のデュオも好きですが、兄さん、兄さん、兄さんも結構好きです!
おおかたハッピーエンドの物語なのにベニータ(きよら羽龍)だけ失恋で終わるのは可哀そう、ずっと舞台を縦横無尽に走り回って盛り上げてきたのに、幸せになってほしかった。
侯爵夫人パトリシア(彩みちる)は気品があって貴族はこういう人、成り上がり者とは違うのだなと思わせます。ただ、あまりにもかしましい人々に囲まれて大人しく見えてしまう。
物語に奥行きを加えているのがヒターナ(桃歌雪)、ジプシーとかロマとか呼ばれる人々なのしょう。
行儀悪くしゃがんで凄みがある一方、彼女は標(しるべ)です。
このお芝居で一番面白いと思ったのは、大佐のアルバレス侯爵(鳳月杏)です。
ずっと舞台に彼は現れることはありませんが、周りの人々の会話や証言から相当なクズであると人物像が出来上がっていきます。
妻に捨てられ、使用人にも見限られ、最後の最後に登場するアルバレス侯爵に観客は誰も同情しません。そして、大団円を向かえます。
観劇後、エスカレータを上るとアプローズタワーの巨大クリスマスツリーが目の前に現れます。