宝塚音楽学校の文化祭、第109期生の卒業記念公演の初日を観劇しました。あいにく雨まじりだったのは卒業生の中に食いしん坊がいたのかも知れません。
文化祭は、学校関係者や外部の指導者の先生方、卒業生のご家族やご親戚の方が多いように思いました。むかしは宝塚バウホールへ昇る階段下にテーブルを設け予科生が来客の応対をしていて可愛かったのですが、去年に引き続き今年も予科生の接客は見送りのようでした。
第1部
1.日本舞踊
2.予科生(第110期生)コーラス
3.クラシック・ヴォーカル
4.ポピューラ・ヴォーカル
第2部
演劇(BE SURE Ⅱ)
第3部
ダンスコンサート
お席は5列目の端っこの方、舞台の生徒さんのお顔がよく見えるお席でした。
第1部の日本舞踊はとても全員の息が合っていて美しかったです。伴奏も卒業生による唄いで「清く正しく美しく」、歌手ソロ(楓莉かの)が素晴らしく、初日のトップバッターでこんなに完璧な歌唱を聞かされるとは驚きました。
第2部の『BE SURE Ⅱ』、物語が入れこ構造になっている上、行ったり来たりするので少し難しいお芝居になっていたと思います。観客も集中して見ていないとおいていかれる、そんなお芝居でした。演じる卒業生も入れこ構造で一人二役と相当に難易度の高い演目だったと思います。
ピエール役(翔ゆり愛)とエドワード役(早瀬まほろ)が良かったです。他にはジェンキンス/黒田役(月世麗)、キャサリン/青山役(美鈴桜)、ソフィー役(桜菜みのり)の生徒さんが目を引きました。
物語は尻切れトンボの感じがしましたが、今日はあくまで文化祭の短いお芝居、もっと長くお芝居を見ていたかったけれど仕方がありません。
最後のご挨拶は一人の卒業生が担当(月世麗)、初日の幕後なのにそれはしっかりしたご挨拶でした。将来がとても楽しみです。