宝塚歌劇団・雪組公演『ライラックの夢路』初日公演のA席2階のチケットです。旅行代理店が手配した団体席です。『うたかたの恋』、『カジノ・ロワイヤル』、『赤と黒』、『バレンシアの熱い花』に続き今年に入って有難いことに5回目の初日公演の観劇です。
花のみちをふりかって写真を1枚、南欧風の街並みと言われますが、宝塚ホテルや宝塚市役所のおかげです。
そして大劇場正門と青空、よく晴れてちょうどよい気候です。
初日公演は13時開演ですが、大劇場は10時には開いています。
先ずは、フルールの公演デザートを注文します。先に注文と精算をする仕組みに変わり、レジに行列ができていました。公演デザートは売り切れることが多く、これまで食べ損ねた反省から公演ランチより公演デザートを優先というのが今回気をつけたところ。
で、さすがに初日なので両方残っていたので、2つとも注文しました。
「ジュエル・ド・ゼリー」400円、エッフェル塔のイラストのホワイトチョコレート、宝石に見立てたキューブがおされです。第2部ショーのテーマはパリと宝石だったっけ?!
そして、もう一つは「フラワーケーキ」400円、ピンクで乙女感のあるデザートだけど下はバナナ味のスポンジケーキなのでお腹が満たります。というわけで、お昼ごはん抜き、おやつだけ食べての観劇です。公演初日で公演デザート2つを制覇して、すでに達成感あります。
公演の前に、第109期生の口上があり、みんながんばれ!という感じ、初々しい。
美鈴桜さん、音綺みあさん、早瀬まほろさんのお三方が口上を述べられました。
最初に口火を切る音綺みあさん、「へぇー、この娘が今年の首席入団ね」という観客の心の声が聞こえてきます。二千を超える宝塚マダムの視線を受けさぞ緊張したでしょうに、でもその内キャベツ畑に見えてくるから・・・。
『ライラックの夢路』は期待通り、宝塚歌劇らしいミュージカルとレビュー、幸福感に包まれます。
エリーゼ(夢白あや)はポスターではただ可愛らしい娘に見えましたが、舞台ではとても個性のある魅力的な人物です。娘役トップのお披露目公演にふさわしい役どころでした。
鉄道事業の創成期のお話なので、阪急電鉄の歴史と意識がかぶります。
ハインドリヒ(彩風咲奈)にはレールの敷設と合わせて沿線にレビュー劇場の建築もプランして欲しかったなぁ。お金はフランツ(朝美絢)がなんとかするとして。
幕間休憩に入り第1部終了のアナウンス後すぐは、『ライラックの夢路』の文字が舞台美術で在ったのだけど、カメラ向けたときには消えていた!残念、次にはしっかり準備していようと思いました。
レビューは本当に本当に素晴らしかったのだけど、
1 ビッグバードのロケット
第109期生のロケットの衣装が全身イエロー、タイツも靴もイエロー、ビッグバードにしか見えない。もっと可愛らしい衣装、お洒落な衣装があったのでは?と思う。パレードもカーテンコールも全身イエローのビッグバード、いい思い出になればと願います。
2 へそ出しクレオパトラ
パリなのに急にエジプト風に変わり、クレオパトラのようなスタイル抜群の美女オベリスク女S(和希そら)が現れます。どう処理して良いか分からない観客も多かったのではないでしょうか?男役が女装するとどうしても2丁目感がでますが、オベリスク女がただただ美しく本職の娘役に負けない仕上がりでした。
3 安定安心の久城あすの女装
第19場カルチェ・ラタンのカンカン、カンカンボーイが8名なのに、カンカンレディは総勢65名。男役のほとんどを女装させてフリフリフリルの可愛い衣装を着せているのです。どうしても目が釘付けになるのは久城あすさんの女装、なぜなのかは自己分析中。(明らかに2丁目感が出ているのに、心の乙女な部分を感じとるからかなぁ?)和希そらさんとペアで踊る時、ちょろっと赤いベロが見えてお茶目でキュートだけどやっぱりカマーズ。
4 トップ娘役の紹介
幕後、トップ娘役の夢白あやさんの紹介がありました。白にピンクの大羽根が彼女にとても似合っていました。雪組公演がますます楽しみです。
キャトルレーヴの公演グッズのディスプレイです。今日の買い物はプログラムと封筒だけ、次に観劇するときの買い物を思案中です。
そして、最後に記したいのは美穂圭子さん、本当に本当に素晴らしかった。お役としては少しとうがたつアーシャというお役だけれど、歌声の美しさ、溢れる情感に泣いてしまいます。