宝塚歌劇団・星組『ME AND MY GIRL』、役替わりとして暁千星さんが主演ビルを演じる公演。博多座サポーターズの通常先行で購入したA席2階E列の宝塚歌劇チケット。
博多座サポーターズは会員向け先着販売が2回あり、1回目が特別先行、2回目が通常先行という表記、席の種類や良し悪しに区別があるように思えなかったのでなぜ2回あるのか理由は分かりません。
1回目の特別先行はもたもたして、希望日が取れなかったので2回目の通常先行でチケットを購入することができて良かったです。役変わり1公演づつ押さえることができたので、一般販売に参加する必要がなくなりました。
・ビル:水美舞斗 宝塚友の会で購入
・ビル:暁千星 博多座サポーターズで購入
福岡市地下鉄の中州川端駅に着くと駅の通路には歌舞伎と並んで宝塚歌劇のポスターが掲示されていて気分良くなります。
そして地上に出ると街路の建物には『ME AND MY GIRL』の幟が続きます。
入場後の博多座の真ん中には螺旋階段があり、周りはぐるりとお店やワゴンショップが並び、賑やかでお祭りの縁日のようです。
先ずは、きんつば本舗のワゴンショップに行き、「宝塚歌劇星組公演御観劇記念」本わらび餅を購入。
前回は売り切れだったので買えてよかった、栗きんつばもわらび餅もどっちも美味しい!
ロビーには第1場から登場する甲冑のレプリカが飾ってありました。
足元の銘板に”2023.10.9~11.2”と記しているので、『ME AND MY GIRL』公演のために製作されたものと知りうれしい。
劇中では、この甲冑(早瀬まほろ)が突然動き出して本当にびっくりしました!
博多座の2階席の端っこからの眺めはこんな感じです。バルコニー席は直角に椅子が設置されているので、音楽コンサートには良いけれど、舞台鑑賞だと首が疲れるかも知れません。
主演ビルの暁千星さん、冠に赤いマントのシーン、上手だったし似合っていました。
そして歌が上手で歌詞がはっきり聞こえる。どうしてもお顔が下町育ちに見えないけど仕草や姿勢で粗野な感じをよく出していました。
名演といえば、やっぱりジャスパー・トリング卿(蒼舞咲歩)、本当のお爺さんよりお爺さんぽかった、俳優さんって凄いなと思います。
名演にくぎ付けで始終、ジャスパー・トリング卿を見ていた気がします。
ディーン・マリア侯爵夫人(小桜ほのか)の歌唱でコーラス群と彼女がデュオのように歌うシーンは驚きです。これだけでも博多まではるばる来た価値があると思いました。
小桜ほのかさんは星組の宝ですね。
『ME AND MY GIRL』を観て思うのは、ディーン・マリア侯爵夫人とジョン・トレメイン卿(水美舞斗)の思慕が思春期の少年少女の恋のよう、オバさんとオジさんの恋なのだけど、淡くはがゆい。
2回目の観劇でしたけど、サリー・スミス(舞空瞳)が歌うONCE YOU LOSE YOUR HEART(一度ハートを失ったら)に涙して帰ってきました。
舞空瞳さんは、おきゃんで元気いっぱいなイメージだけど哀歌が似合うのかも知れません。