宝塚歌劇団・花組公演『アルカンシェル』~パリに架かる虹~、初日公演の2階17列席(2000円)の宝塚歌劇チケット。宝塚歌劇団公式サイトの一般販売で購入しました。
『アルカンシェル』初日公演の宝塚大劇場の正門、空はどんより今にも雨が降りそうです。
もし、雨が空から降れば、きっと柚香光さんの退団を惜しむ涙雨なのでしょう。
そして、その後に虹がかかればファンタジーなのにと期待してしまう。
遠征組の大型バスは6台、岡山、京都、和歌山、名古屋、尾張小牧など西から東から初日公演の観劇にやって来ています。
もう、お土産を抱えてバスへと置きに戻っている人々がいました(私は出遅れたかも!?)。
宝塚大劇場のロビーには開演90分前にもかかわらず大勢の人がすでに来ていました。
阪急交通社の旗を持ったツアコンの人、待ち合わせのグループ、夫婦らしき二人連れ、恋人らしきペア、親子連れ、後援会の方々、ソロ観劇の方々・・・等々宝塚ファンと言っても様々です。
お昼を予約していたくすのきで「幕の内」~花~をいただきました。
出し巻き玉子に110周年の焼き印があります。
クリームチーズのおかか和え、和食のなかで味のアクセントになって美味しかった!
15:30開場してすぐは混むので、少し過ぎてから改札を通過、冒頭の宝塚110周年記念ビジュアルチケットの柚香光さんバージョンをいただき!
エスカレータを上りながら改札内ロビーを見ると本当にお祭りのように賑やかです。
開演前の舞台、左手にフランス国旗、右手にパリ市の紋章と標語 ”Fluctuat nec mergitur(たゆたへども沈まず)”です。
レビューの灯を消すまいと奮闘する主人公マルセル(柚香光)とカトリーヌ(星風まどか)を想います。
オープニングから男役の燕尾服の群舞があり、サービス満点です。
物語の部分とアルカンシェル劇場の舞台上のお話とありますが、切り替えは分かりやすいと思いました。ほとんど混乱はしません。
改札内の喫茶「ラウンジ」にあるディスプレイ、せっかくなので柚香光さんが映るまで待ちました。
あっ!と思い出してレビューショップⅠに「サロンドロワイヤル」の「ラ・ラ・ラ ピーカン10」を買いに急ぎましたが、売り切れでした。ぐぬぬっ。
幕間休憩の舞台のようす、開演前と同じかと思ったら、エッフェル塔の虹が消え、フランス国旗とパリ市紋章がナチス鉤十字に変わっていました!静かにぞっとします。
アコーディオン引きの少年イヴ(湖春ひめ花)が可愛い、歌も上手!
狂言回しのイヴ・ゴーシェ(聖乃あすか)のお祖父さんという設定がなお可愛い。
コンラート・バルツァー(輝月ゆうま)、そこそこ悪い奴だけど、予想よりは良識人。
宝塚歌劇の過去作品に毒されているharugotatsuは、てっきり媚薬か変な注射を打ってカトリーヌをモノにするのだろうと期待しました。
改札内ロビーに掲示されている肖像写真、トップスターの柚香光さんと継いでいく永久輝せあさん、生成AIレベルの美形ハンサムです。
そして、別の意味で無敵のオジ・キャラの二人、一樹千尋さんと輝月ゆうまさん。
なにはともあれ、初日公演の幕は上がりました。どうそ千秋楽までご無事にとお祈りいたしております。