宝塚歌劇団・月組公演『Eternal Voice 消え残る想い』、初日公演の2階17列席(2000円)の宝塚歌劇チケット。宝塚歌劇団公式サイトの一般販売で購入しました。
『Eternal Voice』初日公演の宝塚大劇場の正門、陽光さす春らしい朝となりました。
遠征組の大型バスは3台、名古屋、香川から初日公演の観劇にやって来ています。
今日は大劇場の初日公演の収録、宝塚ホテルの星風まどかさんのミュージックサロンの収録配信があるため㈱関西東通の撮影機材車両が3台来ていました。
㈱宝塚クリエイティブアーツが宝塚歌劇団 公演DVD・BD用収録をするにあたり、㈱関西東通はその協力会社です。
初日公演の開演を待つくすのき広場です。開演まで後25分!急げ、急げ!
キャトルレーヴのディスプレイ、全部欲しい!
110周年記念のタペストリーカラーが真っ赤に変わっています。
第110期初舞台生の口上日程表が掲示されていました。
栄えある初日公演の口上はお花が付いたこの3人、彩葉ゆめさん、真羽利綺さん、星名りおんさんです。成績上位者としてテレビや新聞などすでに登場機会が多い3人です、特に首席入団の彩葉ゆめさんはこれからも注目を集めるのでしょう。
はきはきとした立派な口上と合唱でした!初舞台生のいる公演は楽しい。
開演前の舞台の写真は今回ありません。なぜならば、緞帳が上がると初舞台生の口上なのです。
そして、『Eternal Voice 消え残る想い』、基本コメディと少しだけ歴史という感じ。
1 エゼキエル(彩みちる)の魅力
とても気に入った登場人物です、本当に面白いキャラクターです。当人はいたって大真面目なのでかえって可笑しい! 演じている彩みちるさんがエゼキエルになりきっている、彼女の大人しい貴婦人役も好きだけど、予測不能なこういう役をいっぱいやって欲しい。特に弟マクシマス(彩海せら)のスペル(呪文)をパクるシーンは笑ってしまう。
2 ザンダー(夢奈瑠音)の軽さ
ザンダーは特定秘密局の局長で偉い人、にもかかわらず軽い、そのうすっぺら感が面白い!自分の主観にとらわれずにすぐ折れる。
3 イケおじジェームズ(凛城きら)
人物として本当に好ましい、ユリウス(月城かなと)は早くからジェームズに引き取られて良かったね、と思える。アマラ(羽音みか)とのちょっと大人の関係の距離感はどきどきします。
4 サミュエル(英かおと)オーロラ(白雪さち花)夫婦
首飾りの売却をもちかけるサミュエルの役者さんが特別上手。オーロラとの夫婦芸の一発ギャグ的なくだりも秀逸! ここのシーンは是非、オペラでオーロラの表情をアップで観てほしい。そして長い公演の中で一度くらいは救急車のサイレンのような声を披露する公演回があってもいいのでは!?と期待してしまう。
幕間休憩は大劇場内レストランのフェリエでヴィオレランチをいただきました。オードブルは鰆(さわら)のスモーク、メインは牛肉のソテー、彩りが春らしい。
デザートはパインマンゴーのケーキ、お皿に110周年を記念した燭台のチョコ・イラスト付きです。すっぱい順に食べるのがポイント!
幕間休憩の終わりが近づくと110周年の記念の舞台美術、実際には各組のロゴがクルクル回っているのでちょうど月組を取るのに集中力が要ります。
最後は、くるくる回っていた各組のロゴが混ざり合っていきます。
ショーの『Grande TAKARAZUKA 110!』、曲調も覚えやすくすぐに乗っていけます。
カーテンコールでは、研2の子たちが可愛い!普段はロケットガールの衣装で大階段にいるのが役割ですけれど、今回その役割は研1の初舞台生です。
男役はシルクハットを被って紳士に、娘役は綺麗なドレスを着て小さめの羽根を背負って淑女になり、階段ではなくしっかり大劇場の平地の舞台の上に立っています。
それがうれしいのか、みんなニコニコしていて幸せそうな様子なので、見ているこちらも幸せな気持ちになります。
月城かなとさんが在りし日のロケット時代の思い出を誰かに振ろうとしているとき、組長(梨花ますみ)が業務用ファイルを顔の辺りまで上げて
「こっちに振らないで・・・・」
としている様子が可愛らしかった。
観劇が終わってロビーに掲示されている肖像写真をチェック、トップスター月城かなとさんと次のトップスターが決まっている鳳月杏さん、どちらも眩しいハンサム・ガイです。
そして、ついつい目をうばわれるイケおじ二人、髭に弱い・・・。
大劇場の入口の桜の樹も春の中、芽吹く様子が初々しくてこちらの気持ちも新たになります。
どうか東京の千秋楽まで無事に公演できますようにと祈っています。