宝塚歌劇団・雪組公演『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-、2階17列席の宝塚歌劇チケット。宝塚歌劇団公式サイトの一般販売で購入しました。
初日公演の宝塚大劇場の正門、10年ぶりの『ベルサイユのばら』青空でよかった。
宝塚大劇場の入口を通ると様々な工夫をこらしたディスプレイ、おかげで気分がだんだん高揚します。
カフェテリア・フルール前のディスプレイ、主役フェルゼン伯爵(彩風咲奈)とグッズ展示、赤いバラと花びら。
こちらはレビューショップのディスプレイ、マリーアントワネット(夢白あや)の衣装のイメージか?添えている青い薔薇はフェルゼンの暗示?
レストランの予約受付の日の10時に取ったフェリエの公演ランチ、あわてていたので一般価格で申込みましたがちゃんと会員価格で清算してくれて、公演ポスターをプレゼントされました、ありがとうございます。
チケット先着ほどではありませんが、レストランの予約取りも毎回緊張します。
そして、公演ランチ・ヴィオレのオードブル!食べるのもったいないくらい芸術的、宝塚ホテルの料理人は本当にすごい!気合入ってます。しばし鑑賞タイムです・・・でも食べる。
デザートは、「ラズベリーとココナツのケーキ ばらの香るソース」、いつもは食べないような上品なお味がしました。
ついに『ベルサイユのばら』入場開始です、みなさんあちこちで記念写真を撮っていました。
初日公演の公演時間の掲示板、第1幕が70分、休憩30分、第2幕が80分です。
舞台の写真、美術さんも世界観を大切に意識しています。
令和版の『ベルサイユばら』ですから新しい試みがたくさんありながらも皆が思う心の『ベルサイユのばら』を壊すことがないようにバランスの取れた作品だと思いました。
ピンクとブルーのファンシーカラーの美術や衣装、嫌いではありませんでした。
第1幕の終わり、フェルゼンが舞台から客席降りして、センターブロックと下手サブセンの間の通路を駆け抜けていきます。ここの通路左右のお席は神席ですね!
フェルゼン伯爵の円熟した演技はさすが彩風咲奈さん、本当に今のこのタイミングでぴったりのお役だと思います、役と役者さんのシンクロ率が99.9%といった感じです。
華やかなマリーアントワネットも良いですが、俘囚のマリーの場面もすごく良かった、静かな悲しみと諦念と誇りを感じる名シーンでした。
アンドレ(縣千)の最後は熱演です。観客を泣かせにかかるので耐えるのが大変です。
大きな石橋の上にいるので2階席からでもよく観えました!!
パレードでは舞台に彩風咲奈さんがひとりぼっち、どういう状況?
と思ったら、他のジェンヌさんは客席降りして踊って歌っていた!
これは予想外、1階席の盛り上がりといったら凄かったです。
そして皆が舞台へと駆け上がっていき、袖からもジェンヌさんが合流して舞台は一気に大勢で賑やかになって、大団円!
カーテンコールは何度かありましたが、スタンディングオベーションは2回、本当に良いものを見せてもらったという感謝と感激のあらわれでしょう。
宝塚大劇場改札内ロビーの肖像写真、左からフェルゼン伯爵、デュガゾン(久城あす)、シッシーナ伯爵夫人(杏野このみ)、オスカル(朝美絢)。
どうぞ千秋楽まで無事に公演がすすみますことをお祈りいたます。