先日、星組『記憶にございません!』を観劇、列に並んでいるとき後ろの宝塚マダムの会話が聞こえてきました。
「ひこ だけは合っている・・・て言うけれど、つ も合っていると思うの。」
第十三場 高級レストラン、黒田啓介(礼真琴)と妻・聡子(舞空瞳)、息子・篤彦(稀惺かずと)と3人で食事をするシーン。
記憶喪失の黒田啓介が息子・篤彦の名前を思い出せず ” かつひこ ” 、” なつひこ ” と繰返し間違える。
確かに路傍のマダムの言う通り、” ○つひこ ” なので” つひこ ”の3文字は合っていて1文字の間違い。
マダムの冷静な指摘にいたく感心したのでした。
多くの人が漢字で認識している一方、マダムは音で認識していたのですね。