宝塚歌劇団・宙組『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』の新人公演をライブ視聴しました。
新人公演を観て一番の印象は、
宙組の下級生には踊りの達者が多い!
撮影所のエキストラの中でも特にダンスが上手という設定のクレア(楓姫るる)のダンスは美麗!
垢抜けていてカッコ良く、艶も華もある。
一方、ちょっと可哀そうなのがウェンディ(梨恋あやめ)、こちらはダンスの振りさえちゃんと覚えれない困ったエキストラ。
きっと、梨恋あやめさんはダンスの上手だと思うのですが、ダンスが苦手で人の振りをカンペ替わりにしながら踊る役は、それはそれで難しいお役だったかも知れませんね。
ヒロインのドロシー・レイン(花恋こまち)のお芝居は上手だった!
喜んだり、失望したり、不安なったり、安堵したり、芝居がかった芝居にならず、それでいて観客にドロシーの心情が伝わるように丁度の所がうまく分かっている感じがしました。
主役のレイモンド・ブルー(泉堂成)と親友のトニー・デイヴィス(奈央麗斗)、息がぴったり、ソロ歌唱も聞きほれる、安定したお二人でした。
新人公演だけど、本公演と同じように客席降りもあって楽しそう。
役者さんと観客の楽しい気持ちが伝播してきます。
カーテンコールでは主人公のレイモンド・ブルー役の泉堂成さんが挨拶したのだけれど・・・面白かったぁ!
途中、言葉が出なくなってお客さんが拍手で助けたり、泉堂成さんが何度もお辞儀したり、それでも用意した言葉がでなくって・・・・・。
観客も、テレビ越しで観ている私たちも、むしろ関心は、
そこまで、手こずって出てこない言葉って何!?
そして、ようやく思い出して、振り絞るように出て来た言葉が
「ハングリー精神を忘れず・・・」
いや、忘れてましたよね、言葉を忘れただけで、気概を失ったわけではないでしょうけれど。
大喜利のようなオチを素でやれるんだぁ~とむしろ感心しました。
大物です。
あと、一年上の先輩のことをいっこうえ、いっこうえと言うのが可愛かった。
泉堂成さん、全国配信でファン増やしたでしょうね。
harugotatsuも泉堂成さん、好きになりました!!