雪組公演『夢介千両みやげ』、登場人物が多く純愛に横恋慕が入り混じり、夢介(彩風咲奈)に惚れる3人の女、道中師のお銀(朝月希和)、手妻師の春駒太夫(愛すみれ)、芸者の浜次(妃華ゆきの)などは夢介を囲んで△のフォーメーションで歌うシーン(ちょっと怖い!?)があり、なぜかもててしまう夢介です。
一方、飛脚問屋の伊勢屋、奉公人も多い商家ですので、ひきごもごもがあるようです。
矢印が恋慕の方向です、口のわりにはもてないと思われていた若旦那の総太郎(朝美絢)、実は女中には人気があったのです!
女中は、お松(野々花ひまり)、おひさ(涼花美雨)、およう(千早真央)が若旦那の総太郎を、番頭・しお介(絢斗しおん)が女中のお松を・・・という方向性。
おひさ と およう は姉妹だそうな、そして、おひさの方は心で想うだけの秘する恋というかたち。
祝言の場面で泣いている番頭さん、ただ嬉しいだけでななく複雑な心境だったのです。
ジェンヌさんの役作りも加味すると、何度でも劇場に通い、ライブ配信を視聴し、ブルーレイもチェックして、見逃すことなく全部のエピソードをひろいたくなります。
(参考出典:歌劇5月号「ひましとーと?ひまりの話聞いていかん?」野々花ひまり)